花見のこと
そういえば先週の土曜日に、車で小金井公園へ花見に行ってきた。
考えてみれば、東京にはそこかしこに桜並木があったりして、別に桜の花なんて珍しくもない、と思っていたのだが、あそこの桜って、すごいね。
ちゃんと手入れしてあるのもあるんだろうけど、背の高い桜の木が何本も植えてあって、下から見るとちょうど何本もの傘のように花が頭上を覆っている。眺めていると風に煽られてはらはらと桜吹雪が。
下からの眺めもなかなかに美しいのだが、俺が驚いたのは、夕暮れの、少し離れた場所から見た光景だ。
ちょうど俺のいる背後から太陽が桜の木を照らしていたのだが、何本もある桜の傘の、日が当たっている部分は明るい桜色、そうでない部分はやや暗い桜色と、二色の桜色が立体感を伴って色づけされている。それはとても美しく、目を奪われた。こんな桜の眺めは初めて見た。これは見る価値がある、と思った。
桜の森の満開の下では、たくさんの人達が桜を見ずにみんなで騒いでいた。おまいら、こっちへ来てこの雄大な眺めを堪能しませんか?
- 作者: 坂口安吾,川村湊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/04/03
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