太田光がホリエモンをメッタ斬りのこと

ikami2005-04-03

爆笑問題太田が堀江社長メッタ斬り

 お笑いコンビ爆笑問題太田光(39)が29日深夜、TBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」で、堀江氏を「くそったれ野郎」とメッタ斬(ぎ)りした。ライバルラジオ局の人気レギュラーが、ニッポン放送を「戦友」として援護射撃した形だ。発言要旨は以下の通り。

 「(堀江氏に)教えてあげたい。ラジオはお金じゃない。ネット投票で好きな人にやらせるとか…こういうもんじゃない。長い番組の中で徐々にリスナーが育てていき、盛り上がっていくもの。おれらも(ラジオを)『仕事』としてやってない。それはわれわれが大事に大事にやってきたものであって、そういうところを無視してニッポン放送をぐちゃぐちゃにつくり変えるのは…それ、だめ。ラジオは特別なジャンル。番組つくるときに金もうけを考えてるかっていったら、それはない。『もっと上』があるんだよ。おれたちにとってニッポン放送は『敵局』。ただ『オールナイトニッポン』は最大の敵であり、最大の戦友、同志なんだよ。別の世界からやってきたあんなボンボンに、くそったれ野郎に、ごちゃごちゃいじられたくねえって思ってるわけ! お前の好きにはさせねーぞって、みんな思ってるよ。(ラジオは)おれたちの大切な『遊び場』であり『秘密基地』みたいなもんなんだよ」。

 とな。
 
 気持ちいいくらい辛らつだねえ。太田光もラジオで育ったのかな、と思う。
 
 ラジオを「仕事」としてやってない、というのは、きっとその言葉どおりなのだと思う。そのくらいラジオのギャラは安い。いかに深夜放送の人気番組と言えども、だ。
 
 そういえばその昔、鴻上尚史が自らのオールナイトニッポンの最終回で暴露していた話なのだが、ギャラが8万円だと聞いて、結構多いんだな嬉しいなと思ったら、一回のギャラではなく一ヶ月のギャラだと聞いて愕然としたという話をしていた。そう、そんなもの。
 
 そうそう、爆笑問題と言えばその昔、ニッポン放送を出入り禁止になったんだった。考えてみれば、爆笑問題にとってニッポン放送は、まさに敵だったわけだ。
 
 俺よりよっぽど詳しい人がいそうだが、ビートたけしオールナイトニッポンの末期に、たけしが休みがちな時期があって、毎週いろんな人が交代でパーソナリティをやっていた。そこにまだ駆け出しだった爆笑問題が抜擢されたのである。
 
 そこで太田光は開口一番、「実はビートたけしがですね、死んじゃいましてね」と大問題発言。「さん」付けしないだけでも問題になりそうなのだが太田は番組内でも暴言を吐きまくり、これによって爆笑問題ニッポン放送を出入り禁止になった。この時の放送の録音テープを、俺はまだ持っている。
 
 それはまだ爆笑問題が放送に適応していなかった頃の話である。ライブでは放送に到底乗せられないようなトークですっげー面白かったのだが。
 
 そういや毎年単独ライブには足を運んでいたなあ。今の丸っこい爆笑問題はその頃と比べると物足りないが、売れっ子になってファンとして嬉しいような、複雑な気持ち。