ラジオというもののこと
俺の仕事仲間がつい最近ホリエモンと飲んだらしいのだが、ラジオに関する革新的なアイディアについて語っていたとのこと。
なんでも彼は「ラジオの番組と連動で動くジュークボックスwebだとか、リアルタイム写メール投稿なんかいいっすよね?」とか言ってたらしい。
いやはやなんとも。やはりラジオなんか全然聞いてないんだな。まぁ小学生でも思いつきそうなアイディアをさも誰よりも早く思いついたかのように臆面もなく言えるあたりがホリエモンのホリエモンたる所以なのか。
まぁそのくらいラジオ放送そのものには全く興味がないのだろう。普通、ちょっとくらい調べるよな買収先の事業の中身について。
聞いていた方も苦笑いせずにはいられなかっただろうな。その場で、「どれも既に俺らがやってますよとっくの昔に」と言うわけにもいかないし。
ラジオを誰が聴いているのか。ラジオ業界については以前にいくつか書いたことがあるのだが、俺の知ってる範囲でのラジオの関わり具合についてつらつらと書いてみる。
60くらいになる叔父は株式情報をラジオから得ている*1。いまどき信じられないが本当の話。寝るときもラジオをつけたまま寝るらしい*2。
俺の知り合いのデザイン系の会社では、ほとんど例外なくFM放送が垂れ流されている。しかもTokyo FM。示し合わせているかのように。なぜだかはよく分からない。
FMを昼間聴いていると、ほとんどテレビショッピングの世界だ。どこぞが提供した商品についてDJが褒めちぎるパターンが多い。DJの発言の自由度ゼロ?
そういえば一時期、ラジオ界で空前の声優ブームのようなものがあって、声優陣でラジオドラマやったり、にわかパーソナリティをやらせたり、どの番組のゲストも声優だったり、放送枠を独占していた時期があったなあ。あれはもう下火なのかね。
伊集院光はあいかわらず非常に人気があるようで、ラジオ業界としては数字も持っている。昼間の枠にやってる奴なんか、他と比べてもダントツ。この辺は中高生から伊集院と同じ年齢くらいまでおしなべて広いリスナー層を持っていると思われる。俺もその昔、芳賀ゆいのイベントに行ったりしたこともあるのだ。
以前はオールナイトニッポンとかから生まれた企画ものを扶桑社が本にするという黄金パターンが存在した。鴻上尚史のオールナイトから生まれた「究極の選択 どっちを選ぶ*3」「10回クイズ ちがうね*4」とか、浅草キッドの「言わんのバカクイズ」とか。この流れは今も生きてるのかな。
なんか昔話くさくなって歳を感じてきたのでこの辺で。
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ひっかかる人はいい人だ!! (浅草キッドの言わんのバカクイズ 2)
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