ロボット売買のこと

ikami2005-03-20

ロボットで株を自動売買するコンテスト、優勝者は年利回り332%

 ロボットで仮想の株を自動売買する「カブロボ・プログラミング・コンテスト」(カブロボ・コンテスト)の結果が、3月18日に発表された。同コンテストは、早稲田大学理工学部日本IBM野村総合研究所が共同で開催し、2405チームが参加するという大規模なプログラミングコンテストとなった。コンテストの頂点に立ったのは、1000万円の仮想資産を1129万6000円とし、単純計算で年利回り332%を達成した倉林俊成氏だ。

 カブロボ・コンテストは、参加者が作成したソフトウェアロボットか、コンテスト側が用意した簡易ロボットを利用して、日経225銘柄から選定された特定の40銘柄を対象に、株を自動的に売買するというもの。株の銘柄や株価などは実際の株式市場と同じものを使い、売買注文はコンテストの仮想証券会社に対して行う。プログラミングや株の知識がない未経験者でも参加できるように、ブラウザを使ってコンピュータと対話しながらアルゴリズムを設定できる簡易ロボットも提供された。株の売買は、1月24日から2月25日の1カ月間に渡って行われた。

 という記事があった。年利回り332%というと聞こえはいいが、実際のところは月利回り12.96%を達成したに過ぎず、これを1年間動かしたからと言って元本が3倍になるわけではないと思う。
 
 優勝者の方は簡易ロボットを使って優勝されたとのことだ。まぁ、そういうものなんだと思う。一生懸命アルゴリズムを考えてテクニカルに儲けようとしても、当たるも八卦当たらぬも八卦、儲かったり損したりなんでしょう。この人は当該期間における株価の値動きに関して、もっともマッチするロボットに運良く行き当たったということだ。
 
 つまり、年間通して、更には今後ずっと、年利回り332%の成果が得られるエンジンを作り上げたということにはならない。もしそれを達成したならそれは未来を予知するエンジンに等しいだろう。そんなものがあるなら、何億出してでも買う罠。
 
 未だ誰もなし得ていない錬金術を見付けるべくプログラムにいそしむのもまた一興。
 
 しかし、もしそこに巨費を投じるなら、いかにしてインサイダー情報を得るかに関して巨費を投じた方が、おそらく実入りがいい事だろう。忍者を雇って天井に潜入させてはどうか。できることならこれやりたい。
 
 そう言えば、LBOホリエモン妄想だとかなんとかで先走り報道な朝日新聞、これも報道流す前日に買ってたら相当儲かったんじゃないのか?要するにナポレオン勝利イギリス敗北ってガセ情報流すのと同じだろう。儲けたのは誰だ?
 

ロスチャイルド家 (講談社現代新書)

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