有楽町ニッポン放送のこと
今の社長と言えば亀淵ディレクター、いや亀淵局長、いや亀淵専務、いや亀淵社長である。そう、鶴光のオールナイトニッポンではお馴染み、かめぶっつぁんこと亀渕昭信社長だ。
鶴光でおま。
俺より古い人だとパーソナリティとしての彼が印象あるんだろうな。でも俺にとってはかめぶっつぁんである。雇われではあるが社長なわけで、彼のことはおろかラジオってメディアそのものさえも全くなおざりなままマネーゲームに翻弄される渦中で、彼の心境いかばかりか。
うえちゃんこと、ニッポン放送アナウンサーうえやなぎまさひこ(写真)は語る。
ただ、私は言いたい。
ラジオを作る人々の意向を無視するな。
ラジオを聞く人の意向を無視するな。
ラジオを愛する人々を、無視するな。
本音だろうな。うえちゃんはラジオとともにあり、だ。ラジオで知り合ったうさぎちゃんと結婚して、離婚して、なんて色々あったものな。いやこれは余計か。
しかし今は本当に斜陽なメディアとなりつつある。かくいう俺もそれほど聞いているわけではない。というかチューナーがない。俺は寝るときに何かを聞いているのが好きなので、友達が録音した伊集院光のUP'sと、松本人志の放送室を聞くのみである。
最近はFMラジオを内蔵したケータイもあるので、FMはまだマシ?AMラジオの今後の生き方というものは本当に難しい。なにしろ音がねえ…。というわけで音楽番組よりも報道をメインに推してきているようである。
実は俺も少しラジオには仕事で関わっている。過去には放送をリアルタイムでテキスト化してインターネット上に公開する試みなんかをやった。意外とハワイでそれを読んでいる人なんかもいて、それはそれで新しいことだったと思う。
一度だけ、インターネット上で映像付でリアルタイムストリーミング放送なんてのもやった。面白いことに、ストリーミング放送側では、ラジオで流れているCMを流すことは出来ないのだ。というのは、CM契約以上のことをスポンサーに対しておこなうことはできないかららしい。
なので、CMの間は安住紳一郎アナウンサーが出演者をいじるレポートをおこなうという、ラジオ放送側よりも面白いことになっていた。スポンサー付の本放送よりもストリーミング放送側が面白いとはこれいかに。
その時俺は、現状のラジオの限界をハッキリと感じた。こういういろんな問題を打開しないと、メディアとしてのラジオはジリ貧だと。
そんなこんなだが、結局のところ俺はまだ今もラジオが好きだ。もしラジオというものがなくなったら、過去の放送分をまた一から聞くかもしれない。
それにしても、受験生のおまいらは、勉強の合間にラジオ聞いてねーのか?他になにやってんだ。あ、メールしてんのか。それって、ラジオの向こうで聞き耳を立てる同じ受験生のクスリと笑う声をラジオ越しに感じるのよりも、より楽しいことなんですか。