Yahoo八分

ikami2005-02-17

 俺がよく見に行くページに、二階堂ドットコムというページがあるのだが、そこがYahoo八分に遭っているらしい。ライブドアニッポン放送の絡みについて、Yahoo株式掲示板で二階堂ドットコムにリンクを貼った書き込みをすると、しばらくしてその記事が消えるそうだ。どうもYahooが消しているらしいとのこと。
 
 八分と言えば、株式会社ウェディングによる悪徳商法マニアックスgoogle八分の刑が有名だが*1、この時は件の会社がgoogle八分をおこなおうとしたがためにかえってこのことが白日の下に晒されるという実に象徴的な結果になった。いま同様な検索をすると「株式会社ウェディング問題を考える会」がトップで、次いで件の会社がヒットする。
 
 以前の、件の会社をひたすら賛美したページがつらつらとトップから順に何件も表示されるような、SEO対策の結実と言うかご苦労様と言うか、それらのページが全て同じIPのバーチャルドメインとはなんとも稚拙と言うか、そのような状況は既に見る影もない。google八分を行った結果、むしろ自社の名前をgoogleで検索しないで欲しいと言う事態になったとは、今頃はSEOという技術を実に恨めしく思っていることだろう。
 
 さて、どういう力が働いたのかは分からないが、同様なことをやろうとする意思がどこかで働いている。書き込みは管理者の一意で消していいものなのかどうか知らないが、何も言わずに消すというのは何か意図があるわけだ。単に株価操作の疑いがある等で消す必要があるならそれをしっかり説明した文章を当該記事を削除した上で管理者側のコメントとして示せばいい。
 
 もっとも、よく考えてみればYahooさまのようなかつてYahooBBのサポート問題やら個人情報流出問題で名を馳せた素晴らしい会社がそんな誠実で面倒な対応をしてくれるかというと、そもそも期待できるはずもない。そんなことに人件費をさく金があるなら、どこぞに送金した方が余程いいに決まっている。
 
 二階堂ドットコムの話では、今回のライブドアの一連の動きに孫正義も絡んでるとか。事実かどうかは分からないがそういうこともあるかもしれないし、どこかから警告を受けて、単純に面倒だから消しちまえと、せっせと手で消しているのかもしれない。googleにしてもはてなにしても、もちろんYahooにしても、とりあえず面倒は避けたいというのが本音だろうから。この辺についての真実は裏を取っていないので俺には分からない。
 
 株式会社ウェディングの時は訴訟までやるという実に派手な行動を取ったためにあそこまで大きく取り上げられる事態になったが、今回は単に淡々と消すというだけにとどめているために、黒幕がどこかは分からないままだ。最後まで当事者が自分から姿を現すこともないだろうから、ここは二階堂ドットコムに是非がんばってもらいたいところである。読者として陰ながら応援しよう。
 
 Yahooと言えばソフトバンク、傘下にラグナロク・オンラインというこれまた悪名高いナイスなネットワークRPGがあってここでも言論封殺のようなことをしてるとかなんとか。あちこちに告発サイトがある。
 
 言論封殺と言えばそんなことを国ぐるみでおこなっているところもありますね。やはり似るものなんでしょうか。カダフィ大佐のように賢ければいいのにね。

*1:そう言えばはてなではこの話はご法度なんでしたっけ?