シミュレーションゲームのこと

ikami2005-07-17

 俺も中学生だか高校生だかの時には、よくシミュレーションゲームを遊んだものだった。三国志とか、信長の野望とか。
 
 この手のゲームというのは、面白いのは序盤だけで、ある程度物量で他の戦力に対して有利になってくると、あとは国力にものを言わせて勝ててしまうから、途端につまらなくなってしまう。まぁ、イナゴの大発生等の思わぬ災害なんかで、国力が逆転されてしまうケースもあるのだが、それは単に序盤の楽しみを再度味わうだけのことなのである。
 
 してみると、この手のゲームは序盤だけあればいいのかもしれない。
 
 で、ラットレースについてはどうだろうか。これもやはりシミュレーションゲームと同様なことが言えないだろうか。どこかのタイミングである程度の戦力(財力?)が備わってくると、その財力を元に次の攻めに出ることが出来、さらに大きな財力を得られるようになる。1万円に1%の利子が付いても100円ぽっちだが、1億円なら100万円、10億なら1000万円なのだ。
 
 ラットレースで言うところの、ある程度の戦力というものは、いったいどのくらいなのか。5000万円や1億円の現金か?それとも借金をしてでも自分に所有権のある土地・建物だろうか。はたまた、これからいろいろな形で力になってくれる、人と人とのつながりだろうか。
 
 ある人は、3億円の現金と言う。確かに、3億円あれば、3〜5%の利回りでまわすとしても不労所得が1千万円を超える。なるほど。不労所得の額で決めるというのも一つの手か。
 
 となると、ラットレースを抜け出るための第一歩は、不労所得となるものを少しでも増やすことか。おっと金持ち父さんっぽくなってきたぞ。
 
 俺が今出来ることというと、なんだろうか。まず貯金か。月にいくらずつ、というように貯金をすべきか。それとも不動産屋と銀行をまわって中古アパートを一棟購入すべきか。と言っても頭金ねーのだが。
 
 株で一発当てる…というのはやめておこう。一発当てようとすると、痛い目に遭うのがオチである。
 
 といろいろ考えてくると、結構当たり前な結論に落ち着いてくることに気がつく。こんなこと、ずいぶん前から分かっていたはずなのに、全然実行してないではないか。というわけで、これから毎月貯金をする額を決定して、その貯金を投資にまわす準備を始めるべきである。頭では分かっていても、なかなか動かない。動かないのは考えてないのと同じだ。