スマトラ沖津波は神がもたらした?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/19/news085.html
最近の福音派のクローズアップされっぷり。
信ずるものは救われる、信ぜぬものは救われない。
選ばれようとするものだけが天国に行って、選ばれようとしないものは地獄に堕ちる。
実に虫のいい話だが、そこを突いたナイスなマーケティングが成功して福音派はアメリカで着実に勢力を広げている。
韓国で、ある日の何時何分に地球が滅亡するって予言した宗教があって、その時間まで神の裁きをじっと待つも、何も起こらないと分かるや、信者がビデオカメラの前で教祖に殴りかかった映像を、ふと思い出した。
福音を信じていつつもスマトラ沖地震で命を落とした人はその神の仕打ちをどう捉えながら死んでいったのだろう。福音派の同志がこれを神による仕業と信じるだろうことを想像しつつ自分はこの世において神より選ばれざる者であった理由を反芻する瞬間は死ぬ間際に残されていただろうか。
全ては神の御心のままに、か。
イラクでアメリカ軍に自分を除く家族全員を殺されたご主人が、「アメリカを怨みますか」の質問に対してこう答えていた。「いいえ、全てをアラー(神)におまかせします」
根っこはどっちも一緒じゃねえか。福音派のブッシュとイスラムのイラク、なんでおまいら戦争してんだ?それも神の御心なんですか。
「神なんて厄病だ」(映画「ポゼッション」より)
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