自殺というもの

ikami2005-02-07


島倉千代子が手記で自殺考えたことを告白】
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20050204

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050204-00000031-nks-ent
『歌手島倉千代子(66)が発売中の手記「島倉家 これが私の遺言」(文芸社)で、金銭トラブルから自殺を考えたことなどを告白している。』

島倉千代子さんと言えば「東京だヨおっ母さん」。「人生いろいろ」しか知らない人はぜひ一度聴いてほしい。
♪やさしかった 兄さんが 田舎の話を 聞きたいと 桜の下で さぞかし待つだろ おっ母さん あれが あれが 九段坂 逢ったら泣くでしょ 兄さんも♪

とな。島倉千代子と言えば過去に細木数子とかいう金の亡者さんとも一悶着あったようだし、どうも人を見る目がないと言うか不幸せを地で行っていると言うか。姉も自殺したそうなので、そういう因子を持った家系なのかもしれない。
 
死んでしまおうなんて 悩んだりしたわ♪
 
 なるほど真に迫る唄となるだろうな。
 
 まわりの人たちと話してみて驚くのは、自殺しようかなーと一度でも考えたことがある言う人が結構いるということだ。おいおいこいつが、みたいな図太そうな奴が、会社のことで追い詰められていた時に、駅のプラットホームで迫ってくる電車を見ながら「あーこのまま電車に飛び込んじゃったら楽になるかなー」なんて思ったと言う。
 
 でも死んじゃったらとりあえずそこに居る自分ってのは終わっちゃうんだから、自ら終わりを迎えたいなんて思うのは本当にすごいことだと思うんだけどどうだろうか。
 
 あの世ってものがあると本気で信じることが出来れば怖くないのだろうか。
 
 俺は一度も自殺を考えたことがない。I am the last person to suicide.なのだ。多分今後もないと思う。一応それなりに悩んだり追い詰められたりもしたのだが、そんな時は「あー俺以外全員死なねえかなあ」と思った。自分が死のうと思ったことはなかったな。自分が死んで、自分が無くなってしまう恐怖に比べたらなんてことはないものだ。
 
 死んだらなくなってしまう、というわけでもないか。Vanishするわけではないから。そういえば、人は死んだらみんな泥になる、と言ったのは山本直樹*1
 
 普段生きていると、自分の終末について考えることなど全然無い。真剣に考えたのは、急性骨髄性白血病で亡くなった親友の墓参りに行ったときくらいだ。自分が死ぬときのBGMや親族の配置まで考えながらも深夜に突然一人死んでいく寂しさ*2
 
 なんだか色々考えてしまいそうなのでこの辺で寝る(*゜ー゜)ノシ
 

*1:「君といつまでも」より

*2:しりあがり寿「瀕死のエッセイスト」より