初芝
http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_01/s2005012411.html
そうか初芝ももう39なのか。息の長い選手になったんだなあ。ロッテだから息が長くいられたのかもしれないけど。愛甲的な選手、と言うと怒られるだろうか。
「一流が1億なら、俺は二流だから半分くれ」と年棒5,000万で更改した愛甲。*1
10年余り千葉に住んでいたこともあって、千葉ロッテ戦はわりと見ている。
一番印象に残っているのは、西武が勝つと優勝が決まる西武ｘロッテ戦。当時まだ「球は速いがノーコン」ピッチャーの域を脱するかしてないかくらいの伊良部がバント処理を過って自滅。西武が優勝を決めた試合だ。俺はライトスタンドで観戦していた。
「今日ロッテ戦見に行かない？」
「なんで？どうせ西武が勝つよ」
「だって、今日は伊良部が投げるんだぜ」
「(゜Д゜)ハァ？」
と手ごたえのない会話をした記憶がある。
伊良部はずっと好きなピッチャーだった。剛速球だがノーコン、精神的な弱さもあって大成しないまま埋もれかけていた。ずっと、いつかはすごいピッチャーになると思いつつ歯がゆい思いをしていたものだ。
この試合で、ああ、伊良部は化けるな、と思った気がする。そして次の年、伊良部クラゲとして日ハム監督であるところの大沢親分を苦しめることになる。その翌年にメジャー志願、だっけな？記憶が曖昧。
メジャーでもイマイチな活躍だったところが、伊良部らしい、のか。でも俺はこんな選手が好きだ。持て余すほどのすごい力を持ちながらも、今ひとつ花開けない。それがあるキッカケから本来の力を周りに知らしめる。応援していた自分としては、「ホレ見たことか」と得意満面なのだ。
チームとしては小さい頃からずっと大洋ホールズファンだった。遠藤や斎藤が好きだった。よってあの日本一の時も、「ホレ見たことか」と得意だったのは言うまでもない*2。
あと西本監督の頃の近鉄バッファローズも好きだった。が、これはもう金輪際、未来永劫「ホレ見た事か」出来ないのは残念だ*3。
あれ、初芝の話だったけか。うん、やっぱ初芝は初芝だ。それ以上の感想が特に見つからないようなナイスな選手である。
